「郵便局でお金を両替したいけど、何枚まで無料なの?」「硬貨も紙幣もお願いできるのかな?」そんな疑問や悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
実際、両替の枚数制限や料金は知っておくと便利ですし、気をつけたいポイントもあります。
このページでは、郵便局での両替について、硬貨と紙幣それぞれのルールをわかりやすく解説します。
郵便局で硬貨の両替は何枚まで無料?
郵便局では、厳密にいえば「両替」というサービスを提供していません。
しかし、自分の口座を使って硬貨を入金し、その後引き出す方法を使えば、実質的に両替と同じように硬貨を交換することが可能です。
ただし、どの方法を使うかによって手数料が異なるため、注意が必要です。
ここでは、郵便局の窓口とATMで硬貨を扱う際の手数料について詳しく解説します。
郵便局窓口での硬貨取扱料金
窓口で硬貨を入金する場合、手数料は硬貨の枚数によって決まります。
以下に2024年4月1日からの手数料を具体的に説明します。
- 1~100枚:無料(手数料なし)
- 101~500枚:550円
- 501~1,000枚:1,100円
- 1,001枚以上:500枚ごとに550円加算
つまり、郵便局窓口での硬貨の両替は100枚までなら手数料は無料ですが、101枚を超えると550円が必要になります。
また、500枚以上を扱う場合、さらに料金が加算される仕組みです。
以前(2024年3月31日まで)は、硬貨50枚まで無料だったため、以前と比べると無料で範囲が拡大したことになります。
郵便局ATM
郵便局のATMを利用する場合、硬貨を扱うと必ず手数料が発生します。
以下が料金の詳細です。
硬貨の預け入れ(1回につき最大100枚まで)
- 1~25枚:110円
- 26~50枚:220円
- 51~100枚:330円
硬貨の払い戻し(1枚以上):110円
例えば、ATMで50枚の硬貨をを両替する場合、預け入れで220円の手数料がかかり、硬貨の引き出しで110円の料金が発生します。
つまり、330円の手数料がかかることになります。
またATMでの硬貨取り扱いは100枚までと制限があり手数料もかかるため、硬貨の両替をしたい場合は窓口を利用することをおすすめします。
郵便局で紙幣の両替は何枚まで無料
郵便局では、硬貨の場合と同様に、厳密な意味で「両替」というサービスを行っていません。
しかし、自分の口座に紙幣を入金し、その後引き出すという方法を使えば、実質的に両替することが可能です。
紙幣については、手数料の心配がほとんどないため、便利に利用できます。
郵便局のATMでは、紙幣の預入と引き出しが無料で利用できます。
たとえば、10枚の1000円札を預け入れた後に1枚の1万円札を引き出しても、追加料金がかかることはありません。
このため、紙幣の両替を目的とする場合でも気軽に利用できます。
ただし、郵便局以外の場所に設置されている郵便局ATM(駅やショッピングセンター、ファミリーマートなど)を利用する場合は、利用時間によって手数料が異なるので注意が必要です。
- 無料の時間帯:平日:8時45分~18時、土曜日:9時~14時
- 有料の時間帯(上記以外の時間帯):1回につき110円の手数料が発生
たとえば、平日の昼間にショッピングセンターのATMを使えば手数料はかかりませんが、夜間や日曜日に利用すると手数料がかかります。
郵便局の両替は何枚まで無料?硬貨と紙幣の両方を解説!のまとめ
郵便局では厳密な「両替」サービスはありませんが、口座を使った入出金で実質的に両替が可能です。
硬貨は窓口で100枚まで無料で扱えますが、ATM利用時は常に手数料がかかります(最大100枚まで対応)。
紙幣は郵便局のATMでの預入・払戻しが無料で、駅やコンビニ設置のATMも特定の時間帯は無料で利用できます。
手数料や利用条件を事前に確認し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。