郵便物の受け取り拒否のやり方!その後どうなる?相手に伝わる?

郵便物の受け取り拒否

「受け取りたくない郵便物が届いたけど、どうしたらいいんだろう?」そんな悩みを抱えていませんか?

通販で頼んでいない商品、差出人不明の手紙、もう関わりたくない相手からの郵便など、受け取りたくない理由はさまざまです。

この記事では、郵便物を受け取り拒否する方法をわかりやすく解説します。

さらに、拒否した場合に郵便物がどう処理されるのか、その後の流れも詳しく説明します。

郵便物の受け取り拒否のやり方

迷惑な郵便物や受け取りたくない郵便物が届いた場合は、正式な手順を踏めば受け取りを拒否することができます。

以下の方法を参考にして、スムーズに対応しましょう。

受け取り拒否の方法

・「受取拒否」または「受取拒絶」と記載する

郵便物に「受取拒否」または「受取拒絶」と記載したメモや付せんを貼ります。

手書きでも問題ありません。

・自分の名前や印を記載する

その郵便物を受け取らないことを示すため、署名または印鑑をメモや付せんに記載します。

これが拒否の意思表示として必要です。

メモや付箋がない場合には、郵便物にそのまま書いても大丈夫です。

・郵便物を返送する

記載を済ませた郵便物は、次のいずれかの方法で差し出してください。

  • 配達員に渡す:配達時に「この郵便は受け取れません」と伝えて返却します。
  • 郵便窓口へ持参する:郵便局の窓口に持ち込み、拒否する旨を伝えて渡します。
  • 郵便ポストに投函する:メモを貼った状態でポストに投函することも可能です。

受取拒否できる郵便物の条件

郵便物は、特定の条件を満たしている場合にのみ受け取り拒否が可能です。

受け取りを拒否する際に特に重要なのが、「郵便物が未開封であること」です。

以下に当てはまる場合、郵便物を開封したとみなされ、受取拒否ができなくなります。

・郵便物を開封した場合

当然ですが、内容を確認するために封を切ってしまうと、拒否することができません。

・サインをして受け取った場合

書留やレターパックプラスなど、配達員から直接手渡される郵便物には、受領の証拠としてサインを求められます。

サインをした時点で正式に受け取ったことになるため、拒否できなくなります。

・料金を支払った場合

代金引換(代引き)郵便など、受け取り時に料金を支払う必要がある郵便物があります。

料金を支払った場合も、開封していなくても拒否はできません。

・郵便物についているシールをはがした場合

郵便物に封印やセキュリティシールが付いている場合、それをはがした時点で「開封」とみなされ、受け取り拒否ができなくなります。

書留やレターパックプラスは配達員が直接渡す郵便物です。

このような場合は、配達員から手渡しされる前に「受け取りを拒否したい」と伝えましょう。

サインをする前なら、拒否手続きが可能です。

受け取り拒否した郵便物はその後どうなる?

受け取りを拒否した郵便物は、その後どのように扱われるのでしょうか?

実は、郵便物の状態や差出人の情報によって処理方法が異なります。以下に詳しく説明します。

・差出人が明記されている場合

差出人が記載されている郵便物を受取拒否した場合、その郵便物は差出人の元へ返送されます。

「受取拒否」の手続きが終わり次第、郵便局が差出人に返送作業を行います。

差出人側で処理されるため、基本的にこの時点で手続きは完了します。

・差出人が不明な場合

差出人が記載されていない、または不明な郵便物の場合、少し複雑な流れになります。

  1. 郵便局が内容を確認するために開封
  2. 差出人が判明すれば返送
  3. 差出人が判明しなかった場合、郵便物は郵便局で3ヵ月間保管されます。
  4. 3ヵ月経っても差出人が現れなければ、その郵便物は破棄されます。

このように、郵便物の処理には一定の手順があるため、受け取り拒否後も郵便局でしっかり対応される仕組みが整っています。

郵便物を受け取り拒否したことは相手に伝わる?

郵便物を受け取り拒否した場合、差出人にはそのことが伝わります。

具体的には、あなたが記載した「受取拒絶」の文字と署名がそのまま残った状態で、差出人の元へ返送される仕組みです。

郵便局員がこのメモを取り外すことはありません。

郵便物を返送された差出人は、拒否のメモを見て「この郵便物は受け取られなかった」と認識します。

例えば、企業からのダイレクトメールであれば拒否されたと分かったら、今後郵便物を送るのを控えるようになるでしょう。

このように、受取拒否を行うと確実に相手に伝わる仕組みになっているため、慎重に判断して行うことが大切です。

郵便物の受け取り拒否のやり方!その後どうなる?のまとめ

迷惑な郵便物が届いた場合、未開封の状態なら「受取拒否」が可能です。

郵便物に「受取拒絶」または「受取拒否」と書いたメモを貼り、署名または印を記載して返送手続きを行います。

配達員に渡すか、郵便局窓口やポストに投函しましょう。

受け取った後やサインをした場合は拒否できません。

拒否した郵便物は、差出人に返送されます。

差出人が不明の場合は郵便局が開封し、差出人が判明しない場合は3ヵ月間保管された後に破棄されます。

拒否の事実は相手に伝わるため、慎重に行いましょう。