「えっ、これ違う人の郵便物じゃない?」そんな経験はありませんか?
郵便局の誤配は意外と身近なトラブルですが、誤配された側も、本来受け取るはずの人も困ってしまいますよね。
「郵便局にお詫びはしてもらえるの?」「もし大事な郵便物だったら、賠償金はもらえるの?」と不安に思う方も多いはず。
本記事では、郵便局の誤配が起きたときの対応や補償について、わかりやすく解説します。
郵便局の誤配のお詫びはある?
郵便局が誤配してしまった場合、お詫びをしてもらえるのか気になるところですよね。
実際のところ、郵便局に連絡すれば謝罪してもらえることもありますが、とくに連絡がないことも少なくありません。
では、どのような対応がされるのか、詳しく見ていきましょう。
クレームを入れると謝罪に来ることもある
もし誤配に気づいたら、郵便局に連絡することで職員が謝罪に来る場合があります。
とくに、重要な書類や荷物が間違って配達され、相手に迷惑をかけた場合などは、担当者が直接訪れてお詫びをすることもあります。
また、誤配が続くようなら、郵便局に状況を説明すれば、再発防止策を講じてくれることもあるでしょう。
何も連絡がないことも多い
誤配があっても郵便局側から特に連絡がないこともあります。
例えば、郵便物に誤配達であることを書いた付箋を貼って郵便ポストに出した場合など。
郵便物の誤配は全国的に見ると決して珍しいことではなく、見つかった場合は通常、正しい宛先へ再配達することで対応されます。
そのため、「お詫びの電話や訪問がない」と感じる人もいるかもしれません。
寛大な心を持つことも大切
誤配は、郵便配達員も人間である以上、どうしてもゼロにはできません。
特に、たくさんの郵便物を毎日仕分けして配達しているため、どうしてもミスが発生してしまうことがあります。
また、日本の郵便料金は他の国と比べても比較的安く、コストを抑えながらサービスを提供しているため、完璧を求めるのは難しい部分もあるのが現実です。
もちろん、大切な書類や荷物が誤配されると困ることもありますが、一度のミスで強く責めるのではなく、誤配を発見したら冷静に郵便局に連絡し、正しい対応をしてもらうことが大切です。
郵便局の誤配されたとき賠償金はもらえる?
郵便物が誤って配達され、大切な書類や荷物が紛失・破損した場合、「賠償金はもらえるの?」と気になる人もいるでしょう。
結論から言うと、普通郵便では補償を受けることはできませんが、書留郵便であれば一定の補償を受けられる可能性があります。
ここでは、その詳細を分かりやすく説明します。
書留郵便なら補償される場合がある
書留郵便とは、郵便物の追跡や補償がついている特別な郵便サービスのことです。
書留には以下の種類があります。
- 一般書留:万が一、郵便物が紛失・破損した場合、最大10万円までの補償あり。
- 簡易書留:一般書留より安価で、最大5万円まで補償あり。
したがって、もし誤配によって書留郵便が紛失し、損害が出た場合は、郵便局に申請することで賠償金を受け取れる可能性があります。
普通郵便は補償されない
一方で、普通郵便は補償の対象外となります。
これは、郵便法において「普通郵便の損害については賠償責任を負わない」と明確に規定されているためです。
その理由として、郵便サービスは低価格で全国に公平に提供されることが大前提であり、すべての郵便物に補償をつけることは現実的に難しいためです。
たとえば、100円以下の切手で送れる普通郵便にまで賠償をつけてしまうと、郵便局の運営が成り立たなくなる恐れがあります。
そのため、誤配があったとしても、普通郵便では損害賠償を請求することはできません。
郵便局の誤配のお詫びはある?賠償金はもらえる?のまとめ
郵便局の誤配に対するお詫びは、クレームを入れれば謝罪対応してもらえることもありますが、特に連絡がないことも多いです。
賠償については、普通郵便は補償なしですが、書留郵便なら一定の補償を受けられる可能性があります。
誤配は避けられないミスの一つなので、大切な郵便は書留や宅配便を利用し、冷静に対応することが大切です。