郵便物の「あて所に尋ねあたりません」とは?受取拒否との違いは?

郵便物の「あて所に尋ねあたりません」

郵便物を送ったのに、「あて所に尋ねあたりません」と戻ってきた…そんな経験はありませんか?

せっかく送った手紙や荷物が相手に届かないと、不安や疑問が生まれますよね。

「あて所に尋ねあたりません」とは、どういう意味なのか?なぜ返送されるのか?対処法はあるのか?

この記事では、そうした疑問をわかりやすく解説します。

郵便物の「あて所に尋ねあたりません」とは?

郵便物が送り返される際に、「あて所に尋ねあたりません」という表示がされていたら、どんな意味なのか戸惑ってしまうかもしれません。

この表示は、郵便局があて先の住所に配達しようとしたものの、そこに受取人が住んでいない、または住所が不完全で配達できなかった場合に使われます。

たとえば、以下のようなケースで発生しやすくなります。

・住所の記載ミス

番地や部屋番号が抜けていると、郵便局が正しく配達できません。

特にマンションやアパートの場合、棟の名前や部屋番号がないと誰宛の郵便物なのか判断できず、返送されてしまいます。

・転居による影響

受取人が引っ越した後に転送手続きをしていない、または転送期間(通常1年間)が過ぎていると、郵便局は新しい住所が分からず返送します。

・建物自体が存在しない・取り壊された

送付先の建物がすでになくなっている場合、当然ながら郵便物を届けることができません。

この場合も「あて所に尋ねあたりません」として差出人へ戻されます。

「あて所に尋ねあたりません」と「受取拒否」の違い

「あて所に尋ねあたりません」と「受取拒否」は、似ているようでまったく異なります。

受取人が郵便物を受取拒否する場合には、自ら「受取拒否」と書いた紙を貼ってポストへ入れる、または直接郵便局員に伝える必要があります。

返送される際、郵便物には「受取拒否」と書かれた紙が貼られているため、一目で分かります。

住所が合っているのに「あて所に尋ねあたりません」と返ってきた場合の対処方法は?

郵便物を送る際、確かに正しい住所を書いたのに「あて所に尋ねあたりません」と返送されることがあります。

この場合、まず落ち着いて原因を確認し、適切な対処をしましょう。

もう一度住所を確認する

返送されたからといって、必ずしも郵便局のミスとは限りません。

以下の点を再チェックしてみてください。

  • 番地や部屋番号が抜けていないか?
  • 丁目や建物名を省略していないか?
  • マンション名の表記が間違っていないか?(例:「○○ハイツ」と「○○ハイム」など似た名前の間違い)
  • 宛名(受取人)の名前が正しいか?(表札の名前と異なると届かないこともある)

受取人が引っ越していないか確認する

相手が転居していて、郵便局への転送届を出していない場合、その住所が正しくても届かないことがあります。

事前に相手に連絡を取り、現在の住所を確認してみましょう。

最寄りの郵便局に問い合わせる

住所が間違っておらず、受取人もその住所に住んでいるのに返送された場合は、郵便局に問い合わせましょう。

返送された郵便物を持参し、該当の郵便局に連絡すると、無料で再配達してもらえることがあります。

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このように、一度返送されても正しく対処すれば、郵便物が無事に届く可能性が高まります。

焦らず、一つずつ確認していきましょう。

郵便物の「あて所に尋ねあたりません」とは?のまとめ

「あて所に尋ねあたりません」とは、郵便物のあて先に受取人が住んでいない、または住所が不完全で配達できない場合に使われる返送理由です。

主な原因

  • 住所の記載ミス(番地や部屋番号の抜け、建物名の誤りなど)
  • 受取人の転居(転送届未提出や転送期間切れ)
  • 建物の取り壊しや存在しない住所

対処法

  • 住所の記載が正しいか再確認する
  • 受取人に最新の住所を確認する
  • 最寄りの郵便局に問い合わせ、再配達を依頼する

郵便トラブルを防ぐためにも、正確な住所を書き、転居時には郵便局への転送届を忘れずに出しましょう。