引っ越しをしたけれど、郵便局に転居届を出さなくても大丈夫?
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。転居届を出さないと、大切な郵便物が前の住所に届いたままになり、重要な書類や通知を受け取れないことがあります。
クレジットカードの更新通知や役所からの書類など、気づかないうちに困った事態になることも…。
この記事では、転居届を出さないとどうなるのか、影響や対策について分かりやすく解説します。
郵便局に転居届を出さないとどうなる?
引っ越しをしたときに、郵便局に転居届を出さないと、旧住所に届いた郵便物が新しい住所へ転送されません。
たとえ住所変更の手続きをしたつもりでも、意外と忘れているものがあるかもしれません。
ここでは、転居届を出さなかった場合に起こる可能性のあるトラブルを詳しく解説します。
旧住所に届いた郵便物が転送されない
郵便局に転居届を出しておけば、1年間は旧住所に届いた郵便物を新しい住所へ無料で転送してもらえます。
しかし、転居届を出さなかった場合、旧住所に届いた郵便物はそのままの状態になります。
たとえば、以下のような大切な郵便物を受け取れない可能性があります。
- 銀行やクレジットカードの明細書・更新通知
- 運転免許証の更新案内
- 健康保険や年金関連の通知
- 役所からの重要書類(住民税の通知、選挙のお知らせなど)
- 通販サイトや定期購読している雑誌の発送物
これらの郵便物が旧住所に届いたままだと、手元に届かず、支払いや手続きの期限を過ぎてしまうことも…。
また、家族や知人が旧住所に住んでいない場合、郵便物がどうなるのかわからなくなってしまいます。
新住所宛の郵便物は受け取れる
一方で、新しい住所を登録した通販サイトや銀行などから送られてくる郵便物は、問題なく受け取ることができます。
ただし、居住確認が行われる可能性があります。
例えば、対面での確認、居住確認ハガキによる確認、アパート等なら大家さんとの確認、郵便受け箱や表札等での確認など
このような確認作業が必要になるため、郵便物が届くのが数日送れることがあります。
また、すべての住所変更を完璧に行うのは意外と難しいものです。
たとえば、以下のようなケースがあります。
- 昔使っていたサービスを忘れていて、変更手続きをしていなかった
- 友人や親戚が以前の住所に手紙や荷物を送ってしまう
- 転職や進学にともなう書類の送付先を変更し忘れていた
このような「うっかりミス」を防ぐためにも、転居届を出しておくことは大切です。
旧住所に住んでいる人に迷惑がかかる
もしあなたの旧住所に新しい住人がいる場合、あなた宛ての郵便物がその人の元に届いてしまう可能性があります。
そうなると、新しい住人は郵便物を「受取拒否」するか、郵便局に「宛先不明」として返送することになります。
しかし、知らない人の郵便物が頻繁に届くのは、相手にとっても迷惑ですよね。
また、郵便物の中にはクレジットカードの通知や個人情報が書かれた書類 なども含まれるため、個人情報が流出するリスクもあります。
転居届を出しておけば、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。
ネットで簡単に手続きできる
転居届の提出は、わざわざ郵便局へ行かなくても、インターネットから簡単に手続きができます。
スマートフォンやパソコンがあれば数分で完了するので、手間もかかりません。
もしまだ転居届を出していないなら、早めに手続きをしておきましょう。
郵便局に転居届を出さないとどうなる?のまとめ
郵便局に転居届を出さないと、旧住所に届いた郵便物が新住所へ転送されず、重要な書類を受け取れない可能性があります。
また、旧住所に新しい住人がいる場合、個人情報が届いてしまうリスクもあります。
住所変更を忘れたサービスがあるかもしれないため、転居届を出しておくのが安心です。
手続きはネットで簡単にできるので、引っ越し後は早めに済ませましょう。