「郵便局の集荷を頼みたいけど、どうすればいいの?」そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
特に初めて利用する方や、忙しくて郵便局に行く時間がない方にとって、集荷サービスはとても便利です。
しかし、「集荷の依頼方法が分からない」「電話やネットでの手続きが複雑そう」と感じている方もいるかもしれません。
この記事では、郵便局の集荷依頼のやり方をわかりやすく解説します。
また集荷にかかる料金や集荷に来てくれる時間、土日は来てくれるのかなども併せて解説します。
郵便局の集荷に対応しているサービス
郵便局では、特定のサービスに対して集荷対応を行っています。以下に、集荷可能なサービスをわかりやすく説明します。
集荷に対応している主なサービス
- ゆうパック
- レターパックプラス
- EMS・国際小包
通常のゆうパックに加え、以下の特別なゆうパックも集荷可能です。
- 着払ゆうパック:受取人が送料を負担するタイプ。
- チルドゆうパック:冷蔵・冷凍が必要な食品などを送る場合。
- ゴルフ・スキーゆうパック:ゴルフバッグやスキー板を送るための特別サービス。
- 空港ゆうパック:空港で受け取れる専用配送。
- 重量ゆうパック:30kg以上の重い荷物も対応可能。
集荷に対応していないもの
- 封筒
- はがき
- レターパックライト
封筒やはがき、または普通郵便の荷物は集荷対象外です。
そのため、ポスト投函や郵便局への持ち込みが必要です。
レターパックプラスなら集荷に来てもらえますが、レターパックライトライト対象外なので注意してください。
郵便局の集荷の流れ
郵便局の集荷をスムーズに利用するためには、あらかじめ準備しておくことが大切です。
以下に、集荷の流れをわかりやすく解説します。
1. あらかじめ荷物を梱包しておく
集荷を依頼する際、荷物は自分で梱包しておく必要があります。
郵便局のスタッフは梱包作業を行わないため、配送中に中身が壊れないようしっかりと梱包しましょう。
適切な箱や袋を使い、配送ラベルを貼る準備も忘れないでください。
2. 集荷の依頼をする
梱包が終わったら、郵便局に集荷を依頼します。
電話もしくはインターネットから集荷依頼を出すことができます。
希望する日時を指定できるので、予定に合わせて調整してください。
3. 玄関に荷物を置いておく
集荷当日は、荷物を玄関や指定の受け渡し場所に準備しておきます。
郵便局のスタッフは、荷物を家の中から運び出すことはしませんので、自分で玄関先に出しておきましょう。
郵便局の集荷依頼のやり方
郵便局の集荷依頼は、電話とインターネットのどちらからでも簡単に申し込むことができます。
それぞれの方法について、詳しく解説します。
電話でのやり方
電話で集荷を依頼する場合は、以下の手順に従って進めます。
・集荷依頼の受付時間と電話番号
- 受付時間:9:00~18:00
- 集荷専用電話番号:0800-0800-111(フリーダイヤル)
この番号に電話をかけると、荷物の集荷先住所を担当する郵便局に自動でつながります。
電話料金は無料で、固定電話・携帯電話どちらからでも利用可能です。
手順
- 集荷専用番号に電話をかける:電話をかけると音声案内が流れます。
- 郵便番号を入力する:音声案内に従い、集荷先住所の郵便番号7桁を入力します。
- 担当の郵便局に集荷を依頼:担当の郵便局につながったら、集荷をお願いし、以下の情報を正確に伝えましょう。
- 住所:集荷する場所
- 氏名:依頼者の名前
- 電話番号:連絡可能な番号
- 荷物の種別:ゆうパックやレターパックプラスなど
- 個数:荷物の数
- 希望日時:集荷を希望する日と時間
事前に必要な情報をメモしておくとスムーズです。
ネットでのやり方
インターネットを利用した「Web集荷サービス」は、24時間いつでも申し込みが可能です。
電話受付時間外でも利用できるため、非常に便利です。
手順
- Web集荷サービスにアクセス:日本郵便の公式サイトで「Web集荷サービス」のページを開き、「今すぐ集荷」をクリックします。
- 集荷先情報を入力:「集荷先情報」の画面で、「名前・電話番号・住所」などの情報を入力します。この入力が終わったら「次へ」ボタンをクリックします。
- 集荷希望日時や荷物情報を登録:「集荷申込み登録」の画面で「希望日時や時間帯・荷物の種別(ゆうパックなど)・個数」などを指定します。ゆうパックの場合は、ラベル(伝票)を持ってきてもらうかを選択できます。
- 内容確認と送信:入力内容を確認し、「登録」ボタンをクリックして送信します。
- 受付番号を控える:受付番号が表示されるので、印刷するかメモを取って控えておきます。
ゆうびんIDを持っている場合は、住所や電話番号の入力が不要になります。
希望日時や荷物の個数を入力するだけで簡単に申し込みが完了します。
郵便局の集荷の時間
郵便局の集荷時間は、地域によって異なるパターンが存在します。
都市部と地方でスケジュールが異なるため、事前に正確な集荷時間を知りたい場合には、各地域の集荷担当をしている郵便局に聞きましょう。
・都市部に多いパターン
集荷に行く時間帯が以下の4つの時間帯から選べます。
- 7時までの受付:当日「8時~13時」、「13時~15時」、「15時~17時」、「17時~19時」、翌日以降の時間帯に指定可能です。
- 7時~12時までの受付:当日「13時~15時」「15時~17時」、「17時~19時」、翌日以降の時間帯に指定可能です。
- 12時~14時までの受付:当日「15時~17時」、「17時~19時」、翌日以降の時間帯に指定可能です。
- 14時~16時までの受付:当日「17時~19時」、翌日以降の時間帯に指定可能です。
集荷時間帯のご指定がない場合であっても、16時を過ぎての受付では、翌日の集荷となります。
・地方に多いパターン
集荷に行く時間帯は以下の2つの時間帯から選べます。
- 7時までの受付:当日「8時~13時」又は「13時~19時」、翌日以降の時間帯に指定可能です。
- 7時~12時までの受付:当日「13時~19時」又は翌日「8時~13時」、「13時~19時」、翌々日以降の時間帯に指定可能です。
集荷時間帯の指定がない場合であっても、12時を過ぎての受付では、翌日の集荷となります。
土日は集荷しているのか?
郵便局は土日も集荷を行っています。
指定できる時間帯についても平日と同じです。
そのため、平日に時間が取れない場合でも、土日に集荷依頼をすることで柔軟に荷物を送ることができます。
郵便局の集荷の料金はいくら?
郵便局の集荷サービスは便利ですが、「集荷に追加料金がかかるのでは?」と心配する方もいるかもしれません。
実際には、集荷に来てもらうこと自体に追加料金は一切かかりません。
つまり、自宅まで郵便局のスタッフが荷物を取りに来てくれても、その分の料金は発生しません。
ただし、注意点としてゆうパックの持込割引が適用されない点があります。
郵便局やコンビニなどの取扱所に自分で荷物を持ち込む場合、1個につき120円の割引が適用されます。
しかし、集荷の場合はこの割引が使えないため、その分料金が少し高くなることがあります。
たとえば、忙しくて郵便局に行けない場合や、大きな荷物を持ち運ぶのが難しい場合は、割引がなくても集荷サービスを利用する価値があります。
どちらを選ぶかは、自分の状況に応じて判断しましょう。
郵便局の集荷の支払い方法は?
郵便局の集荷サービスを利用した場合の支払い方法は、現金または切手ノミとなっています。
注意しなければならないのは、クレジットカード、コード決済、電子マネーなどのキャッシュレス決済は利用できないという点です。
最近ではキャッシュレス決済が普及していますが、集荷時の支払いには対応していません。
ゆうパックの送料を集荷で支払う際は、あらかじめ必要な金額の現金や切手を用意しておくとスムーズです。
キャッシュレス決済が希望の場合は、コンビニで発送手続きを行う必要があります。(郵便局でもキャッシュレス決済は対応していません。)
集荷を利用する際は、現金か切手を準備することを忘れないようにしましょう。
郵便局の集荷依頼のやり方のまとめ
郵便局の集荷は、電話(0800-0800-111)またはWeb集荷サービスから依頼可能です。
電話は9:00~18:00、Webは24時間受付で、住所や希望日時を伝えます。
集荷可能なサービスはゆうパックやレターパックプラスなどで、封筒やはがきは対象外です。
集荷に追加料金はかかりませんが、持込割引(1個120円)は適用されません。
支払いは現金または切手のみで、キャッシュレス決済は不可。
集荷時間は地域や受付時間により異なるため、事前確認が大切です。