「急いで届けたい郵便物があるけど、今日中に配達してもらえるのかな?」
そんな疑問を持つこと、ありますよね。
たとえば大切な書類やプレゼントなど、相手に早く渡したい場面は少なくありません。
この記事では、郵便物を当日中に配達してもらうための方法や、注意すべきポイントをわかりやすく解説します。
郵便物を当日配達してもらう方法
大切な郵便物をその日のうちに届けたい場合、郵便局が提供する「当日配達ゆうパック」を利用するのが便利です。
このサービスは、条件さえ満たせば追加料金なしで当日中に配達してもらえるので、急ぎの荷物があるときに役立ちます。
以下では、当日配達ゆうパックの仕組みや、利用する際に押さえておきたいポイントを詳しく説明します。
当日配達ゆうパックとは?
「当日配達ゆうパック」は、郵便局が指定したエリア内で、午前中までに差し出された荷物を同日中に届けるサービスです。
特別な追加料金はなく、通常のゆうパックの基本運賃だけで利用できる点が魅力です。
たとえば、急ぎの書類や誕生日のプレゼントなど、相手に早く届けたい物をこのサービスで安心して送ることができます。
当日配達の対象となるエリア
- 東京都の一部の地域での集荷、配達を受け持つ郵便局における引き受け
- 大阪府の一部の地域での集荷、配達を受け持つ郵便局における引き受け
- 上記以外の全国各地の集荷、配達を受け持つ郵便局(一部郵便局を除く)における引き受け
- 地域の拠点と成る地域区分局における引き受け
当日配達できるのは、特定のエリア内のみ行われます。
エリア外の場所への配達は当日配達を行っていません。
一部の郵便局や地域では当日配達を取り扱っていない場合もあります。
そのため、お住まいの地域や荷物を届ける場所が対象エリア内かどうかを確認することが大切です。
何時までに郵便局に持っていけばいい?
郵便局が荷物を当日配達するためには、基本的に午前中、特に12時までに荷物を差し出す必要があります。
ただし、具体的な締め切り時間は郵便局によって異なることがありますので、確実に当日配達を依頼したい場合は、事前に郵便局に問い合わせましょう。
封筒を当日配達してもらう方法とは?
大切な手紙や書類を封筒で当日中に届けたいと思うことがありますよね。
しかし、現在、日本郵便には封筒やはがき、手紙を当日配達する公式なサービスはありません。
以前は「新特急郵便」というサービスがあり、午前中に出した郵便物を当日の17時頃までに配達していましたが、2023年4月1日をもって廃止されました。
現在、手紙や封筒を早く送る方法としては「速達」があります。
ただし、速達でも基本的に配達は翌日以降となり、当日中に届けてもらうことは難しいのが現状です。
速達で当日配達される可能性について
速達であっても、通常は当日配達にはなりませんが、特定の条件下では当日中に配達されることがあります。
その条件とは、発送する場所と届け先が同じ市区町村内である場合です。
例えば、同一市内で午前中に速達を出した場合、郵便局の手続き状況によっては当日中に配達される可能性があります。
当日配達を試みるためのポイント
・郵便局に直接持ち込む
朝一番に大きな郵便局(集荷・配達を担当する局)に封筒を持ち込むと、手続きが早く進むことがあります。
・郵便局員に事情を伝える
急ぎであることを説明すると、できる範囲で対応してもらえる場合があります。
ただし、これによって必ず当日配達が実現するわけではない点に注意が必要です。
郵便物を当日配達してもらう方法のまとめ
郵便物を当日配達するには「当日配達ゆうパック」を利用するのが基本です。
午前中(目安は12時まで)に郵便局に荷物を差し出せば、対象エリア内で当日中に配達されます。
対象地域は東京都や大阪府の一部で、他地域でも一部の郵便局が対応しています。
封筒や手紙の場合、当日配達の公式サービスはありませんが、同一市区町村内なら速達で当日中に届く可能性があります。
ただし保証はなく、郵便局に事情を伝えると多少配慮してもらえることもあります。