郵便局で大事な書類やお金を送るとき、「書留」を利用することが多いですよね。
でも、初めて利用する場合や久しぶりに出すときは、「簡易書留と一般書留の違いって?」「現金はどうやって送るの?」「手続きは面倒?」と悩む方もいるかもしれません。
本記事では、簡単でわかりやすく「書留(簡易・一般・現金)」の出し方を解説します。
簡易書留・一般書留・現金書留の違い!どれがいい?
郵便物を確実に送りたいとき、書留は便利なオプションサービスです。
でも、「簡易書留」「一般書留」「現金書留」の違いを知らないと、どれを選べばいいか迷うこともありますよね。
それぞれの特徴を知って、あなたにピッタリの方法を選びましょう。
簡易書留
簡易書留は、手軽な料金で利用できる書留サービスです。
引受けと配達時に記録が残るため、送り先に届いたことを確認できます。
ただし、補償金額は5万円までと決まっているので、高価なものを送る際には注意が必要です。
料金は、基本料金に+350円とお得です。
例えば、大事な書類やそこまで高価でない小物を送る際におすすめです。
一般書留
一般書留は、引受けから配達までの過程をすべて記録するため、安心感が高いサービスです。
補償金額は基本で10万円までですが、+23円ごとに5万円ずつ上限を増やすことができます(最大500万円まで)。
料金は基本料金に+480円です。
たとえば、高価なアクセサリーや重要な契約書を送る場合に最適です。
「確実に届けたい、しっかり補償もつけたい」という方におすすめです。
現金書留
現金を送るときは、現金書留を利用する必要があります。
通常の郵便では現金を送れないので注意しましょう。
補償金額は1万円までですが、+11円ごとに5000円ずつ上限を増やせ、最大50万円まで補償されます。
料金は基本料金に+480円。
例えば、お祝い金やお見舞い金を送る際に便利です。
また、現金書留用の専用封筒が必要なので、郵便局で購入しましょう。
書留(簡易・一般・現金)郵便の出し方
書留郵便を出すときは、ポストに投函することはできず、郵便局の窓口で手続きを行う必要があります。
まず、郵便局に備え付けられている「書留・特定記録郵便物等差出票」という用紙を手に取ります。
この差出票には以下の情報を記入します。
- 依頼主の住所と名前(送り主の情報)
- お届け先の名前と住所(送り先の情報)
- 利用する書留の種類(簡易書留、一般書留、現金書留のいずれか)
記入が終わったら、郵便物と差出票を一緒に窓口に提出します。
窓口の担当者が内容を確認し、料金を案内してくれるので支払いを済ませます。
支払い後、受領証を受け取ります。
この受領証には追跡番号が記載されており、郵便物の配達状況をインターネットなどで確認することができます。
現金書留の場合は専用の封筒が必要です。
郵便局で購入し、現金を封筒に入れてから手続きを進めましょう。
書留(簡易・一般・現金)に追跡はついている?
書留郵便には、追跡サービスがついているので、送った郵便物の現在の状況を確認することができます。
郵便局で手続きをした際に受け取る「受領証」に記載されている引受番号が追跡に必要です。
この引受番号を郵便局の郵便追跡サービスで入力することで、郵便物の配送状況をリアルタイムで確認することができます。
たとえば、配送途中で「発送済み」「配達中」などの情報が表示され、最後には「配達完了」と記録されます。
簡易書留、一般書留、現金書留のどれを利用した場合でも、追跡サービスが利用可能です。
ただし、簡易書留は引受けと配達時の記録のみが残るため、それ以上の細かい配送状況は確認できません。
一方、一般書留や現金書留は、配送途中の経過も詳細に追跡できます。
書留(簡易・一般・現金)郵便の出し方のまとめ
書留郵便は、簡易書留、一般書留、現金書留の3種類があり、それぞれ目的や補償内容が異なります。
郵便局の窓口で手続きが必要で、差出人と受取人の情報、書留の種類を記入した「書留・特定記録郵便物等差出票」を提出します。
現金書留の場合は専用の封筒を使用します。
受領証に記載された引受番号を使えば、配送状況を追跡可能です。
簡易書留は手軽で補償上限が5万円、一般書留は補償が充実し最大500万円、現金書留は現金専用で補償上限は最大50万円までです。
それぞれの特徴を理解し、大切な郵便物を確実に送りましょう。