「郵便局の荷物が宅配ボックスに入れてもらえなくて困っている」「どうすれば宅配ボックスに入れてもらえるの?」
そんなお悩みを抱えていませんか?
実は、郵便局が宅配ボックスに荷物を入れるためには、ちょっとしたルールや手続きがあるんです。
本記事では、宅配ボックスに荷物が入らない理由や解決策、必要な申請について、わかりやすく解説します。
郵便局が宅配ボックスに入れてくれない理由
「郵便物を宅配ボックスに入れてほしいのに、どうして入れてくれないの?」と悩む方も多いと思います。
郵便局が宅配ボックスに荷物を入れるかどうかには、いくつかの理由があります。
それぞれ詳しく解説していきますので、自分のケースに当てはまるか確認してみましょう。
宅配ボックスに入れる対象外郵便物だから
まず、郵便物の種類によっては、宅配ボックスに入れることができないものがあります。
以下のような郵便物がその対象です。
- 書留(例:簡易書留や現金書留)
- セキュリティゆうパック(重要書類や貴重品が含まれている荷物)
- 保冷ゆうパック(冷蔵・冷凍が必要な食品など)
- 代金引換郵便物(受け取り時に料金を支払うもの)
- 返信依頼郵便物(返信用封筒がついたもの)
- 生ものを内容とするゆうパック(腐りやすい食品など)
- 料金・運賃または手数料の支払いが必要な郵便物
- 国際書留通常郵便物や税付郵便物
これらの郵便物は、手渡しや本人確認が必要な場合が多いため、宅配ボックスには入れることができません。
例えば、生ものや冷蔵が必要な食品は、保冷機能のない宅配ボックスに入れてしまうと傷む恐れがあるからです。
また、代金引換や税金がかかる荷物は、支払いが完了しないと受け取れません。
このように、郵便局側もお客様の大事な荷物を守るための対応をしています。
表札がないから
次に、宅配ボックスのある家やアパートに表札がない場合も、荷物を入れるのが難しくなることがあります。
郵便局では、配達物を正しい宛先に届ける責任がありますが、表札がないと、その場所が本当に宛先の家なのか確信が持てません。
そのため、誤配を防ぐために宅配ボックスへの配達を控えることがあります。
表札がない場合は、宅配ボックスに荷物を届けてもらうために以下の対策が効果的です。
- 郵便受けや宅配ボックスに苗字を書いたシールを貼る
- 宅配ボックスに「〇〇宛」と荷物を受け入れることを示すメモをつける
これだけでも、郵便局が宛先を確認しやすくなり、配達される可能性が高まります。
鍵のない宅配ボックスだから
宅配ボックスに鍵がない場合も、郵便局は荷物を入れることを控えることがあります。
理由は、荷物の安全性が確保できないためです。
鍵がない宅配ボックスは誰でも開けることができるので、荷物が盗まれてしまうリスクがあります。
例えば、一軒家の宅配ボックスの場合、鍵がしっかりと施錠できないタイプの宅配ボックスだと、配達員が「安全性に問題がある」と判断することがあります。
鍵のない宅配ボックスで荷物を受け取るためには、以下のような方法を検討しましょう。
- 鍵付きの宅配ボックスを設置する
- 施錠機能がない場合は、置き配に対応したオープンな受け取りを依頼する(ただし紛失リスクあり)
郵便局が宅配ボックスに入れてくれないときに必要な申請
「郵便物を宅配ボックスに入れてほしいのに入れてもらえない!」というとき、郵便局に対して必要な申請をすることで解決できる場合があります。
その代表的な手続きが「指定場所配達に関する依頼書」の提出です。
この依頼書を提出することで、郵便局に「不在時は宅配ボックスに荷物を入れてほしい」という希望を正式に伝えることができます。
・「指定場所配達に関する依頼書」とは?
「指定場所配達に関する依頼書」とは、郵便物や荷物を指定された場所(例:宅配ボックスや玄関先)に届けてもらうための申請書です。
この申請をすることで、以下のような荷物が宅配ボックスに入れられるようになります。
- 郵便受けや差入口に入らないゆうメール・ゆうパケット・郵便物
- ゆうパックやレターパックプラス
- 国際郵便物(例:EMSや国際小包など)
申請は郵便局のWeb上からも簡単に手続きできます。
Webでの申請は24時間いつでもできるので、忙しい人にもおすすめです。
>>郵便局「指定場所配達に関する依頼書」の申し込みはこちらから
鍵付き宅配ボックスがあれば原則申請不要
実は、原則として鍵付きの宅配ボックスが設置されていれば、申請をしなくても荷物を入れてもらえることがほとんどです。
鍵付き宅配ボックスは安全性が高いため、郵便局も荷物を安心して配達できます。
しかし、以下のような場合、申請や工夫が必要になることがあります。
- 宅配ボックスが鍵付きでも、配達員が気づかない場合
- 配達員がその家のルールを把握していない場合
このようなケースだと「指定場所配達に関する依頼書」を提出しても解決しないこともあります。
その場合は、配達員が気づきやすい工夫を取り入れるとよいでしょう。
- 宅配ボックスの目立つ場所に「不在の場合は宅配ボックスに入れてください」と書いた紙を貼る。
- 通販サイトの住所欄に「不在時宅配ボックス希望」と記載しておく。
これらの方法を試すことで、配達員に希望が伝わりやすくなります。
郵便局が宅配ボックスに入れてくれない理由と必要な申請とは?のまとめ
郵便局が宅配ボックスに荷物を入れてくれない理由には、以下のようなポイントがあります。
- 書留や代金引換、生ものなど、宅配ボックスに入れられない郵便物がある。
- 表札がない場合、誤配を防ぐため入れられないことがある。
- 鍵のない宅配ボックスは安全性の問題で使用されない。
これらを解決するには、郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」を提出することが有効です。
また、「不在時宅配ボックス希望」のメモを貼るなど、配達員に希望を伝える工夫も役立ちます。
これらの対応でスムーズに荷物を受け取れるようにしましょう。